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結衣「ひっ、痴漢……!?」  雪乃「…………」サワサワ

f:id:ureshino3406:20161118204219j:image

部室

ガラッ
結衣「やっはろー……」

雪乃「どうしたの由比ヶ浜さん、なんだか元気がないようだけれど」

結衣「いや、ちょっとね……実はゆきのんに相談したいことがあるんだけど」

雪乃「構わないわよ。なんでも言ってちょうだい」

結衣「う、うん……」チラッ

八幡「あ? なんだよ」

雪乃「察しなさい、ヒキガヤくん。あなたがいると話しづらいことなのよ。そうよね由比ヶ浜さん」

結衣「ご、ごめんねヒッキー。ちょっと席外してくれると嬉しい……かな」

八幡「くそっ俺はついにこの部室からも居場所を失ってしまうのか」

雪乃「そういうのも貴方らしくて素敵だと思うわ」

八幡「じゃあ適当にぶらついてから戻ってくるからそれまでに話終わらせとけよ」

結衣「う、うん、ありがとヒッキー」

 

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:07:00.17 id:kUPjvLV50

雪乃「さて邪魔者は追い払ったわ。もう話してもいいわよ」

結衣「うん、実はね……最近よく痴漢されるんだよね」

雪乃「痴漢ですって?」

結衣「学校に来るときにさ、満員電車の人混みに紛れて……
   電車に乗る時間とか車両とか変えてみても意味なくって」

雪乃「なるほど、それは厄介ね。その痴漢は毎日同じ人なのかしら」

結衣「多分そうだと思う。なんか、触り方っていうのかな……そういうの一緒だし」

雪乃「ふうむ、じゃあストーカーの気質もあるかも……このまま放置しておくのは危険ね……」

結衣「…………」

雪乃「どうしたの由比ヶ浜さん」

結衣「あ、いやー。なんか、真剣に相談に乗ってくれてるなって思って……
   ゆきのんに相談しても『それくらい自分で何とかしなさい、そんなだから付け込まれるのよ』
   とかってお説教されちゃいそうだなーって思ってたから」

雪乃「馬鹿言わないで。痴漢なんていうのは女性の尊厳を踏みにじる人として最低の行為よ。
   己の欲望のままに女性を食い物にする人間のクズ。私はそんな人を絶対に許せはしない。
   しかも由比ヶ浜さんが被害にあってるときたら見捨てられるわけがないじゃないの。
   安心して由比ヶ浜さん。私が卑劣な痴漢の魔の手から貴方を守ってみせるから」

結衣「ゆきの――――――ん!!!」ブワアアアア

 

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:15:03.99 id:kUPjvLV50

ガラッ
八幡「話は全て聞かせてもらった」

結衣「ぎゃああああ!」

雪乃「ヒキガヤくん貴方まさかずっと聞き耳をたてていたの?」

八幡「男ならだれだって興味持っちまうもんなんだよ。
   保健の時間に女子だけ別室に呼ばれて秘密の授業とかよく覗きに行ったろ」

結衣「そんなことやってたんだ……」

雪乃「ヒキガヤくんもしかして貴方が痴漢なんじゃないの?」

結衣「え、そうだったの……?」

八幡「そんなわけあるか。俺だってお前らと同じ奉仕部の仲間だ。
   困ってる奴を助けるのが俺たちの役目。俺も由比ヶ浜の力になりたいんだよ」

結衣「あ、そう……」

八幡「なんだよ、雪ノ下の時と態度違いすぎるだろ。もっと喜べよ」

雪乃「やめなさい痴漢、由比ヶ浜さんが嫌がってるでしょう」

八幡「もう完全に痴漢扱いなんですか俺」

雪乃「さあ由比ヶ浜さん、ヒキガヤくんもとい痴漢から身を守る方法を一緒に考えましょう」

結衣「う、うん」

 

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:24:49.03 id:kUPjvLV50

八幡「痴漢なんて『この人痴漢です!』ってやりゃ一発だろ」

結衣「それができたらやってるよお……」

雪乃「あのねえヒキガヤくん、それはつまり『私この人に今までお尻撫で回されてました』って
   周りに宣言してるのと一緒なのよ。普通の女性なら恥ずかしくて出来ないわ。
   ヒキガヤくんって本当にデリカシーに欠けるわねもう黙っていてくれるかしら」

八幡「でも他に有効な策があるわけでもねえだろ」

雪乃「そうね、じゃあこうしましょうか。私が由比ヶ浜さんと一緒に登校する。
   電車に乗っている間はずっと由比ヶ浜さんに付き添って監視するというのは」

結衣「えっ、そんなのゆきのんに悪いよ、家離れてるのに一緒に登校なんて」

雪乃「由比ヶ浜さん、ちょっとは私に甘えてくれてもいいのよ。
   由比ヶ浜さんを守るためなら、ちょっと早起きするくらいなんてことないわ」

結衣「ゆ、ゆきのん……」

雪乃「安心して、由比ヶ浜さん。痴漢は絶対に私が捕まえてみせるから。
   早速、明日から始めるわよ」

 

翌日

雪乃「…………」サワサワ

結衣「ひっ、痴漢……!?」

 

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:31:40.47 id:kUPjvLV50

部室

八幡「何、また痴漢されたのか」

結衣「う、うん……」

八幡「雪ノ下、お前ちゃんと監視してたのかよ」

雪乃「当たり前でしょう。でも見逃してしまったのよ」

結衣「まさかゆきのんの監視網から逃れられるなんて」

八幡「お前そういうのすげえ得意そうなのにな」

雪乃「面目ないわ。でも明日こそきっと捕まえてみせるから」

結衣「ごめんねゆきのん、何日も付きあわせちゃって……」

雪乃「謝らなければならないのはこっちの方よ。由比ヶ浜さんを守るなんて言っといてこのザマなんだもの。
   それにこれは私がしたいからしてることなの。由比ヶ浜さんを救えるならば何日だって付き合う覚悟よ。
   えっ、なんでそこまでしてくれるかって? だって私たち……友達でしょう?」

結衣「ゆきの――――――ん!!!」ブワアアアア


翌日

雪乃「…………」サワサワ

結衣「ひっ、痴漢……!?」

 

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:38:50.96 id:kUPjvLV50

結衣(ま、また痴漢されちゃってる……た、助けてゆきのん……!)チラッ

雪乃「由比ヶ浜さん……触られてるのね……!?」サワサワ

結衣「コクコク」

雪乃「くっ……また私の目を逃れて……どこにいるの犯人は……!?」サワサワ

結衣(ゆ、ゆきのん……早く犯人見つけてよっ……!)

雪乃「あまりに混雑しすぎていてさっぱりわからないわ……どうしましょう……」サワサワ

結衣(ううっ、今日もまた犯人を逃しちゃう……ゆきのんが見つけてくれなきゃ……)

結衣(いや、違う……ゆきのんに甘えてばっかりじゃ駄目……これは私の問題なんだもの)

結衣(ヒッキーが言ってた……私が『この人痴漢です』ってやれば全部解決なんだって……)

結衣(私だってそれは分かってる……でも恥ずかしいからずっと出来なかった……)

結衣(でもそんなの言い訳だ……現状を変えたいと願うなら、これ以上友達に迷惑かけたくないなら……)

結衣(私が、私自身が、勇気を振り絞らなきゃ駄目なんだ――――!!!)


結衣「こ、この人っ……痴漢ですーっ!!!」バッ

雪乃「…………」

結衣「あ、あれっ、ゆきのん!?」

 

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:46:45.03 id:kUPjvLV50

部室

雪乃「はあ、まったく……由比ヶ浜さんときたら」

結衣「ごべんなざいいい……」

雪乃「謝って済む問題じゃないでしょう」

結衣「ううう……」

ガラッ
八幡「どーした、今日は珍しく荒れてんなあ。そうだ痴漢はどうなった」

雪乃「由比ヶ浜さん、この男に説明してあげなさい自分の罪を」

結衣「うう、じ、実はね……今朝電車でまた痴漢されて……
   ヒッキーが言ったとおり痴漢の手を掴んで『この人痴漢です』ってやったの……」

八幡「おお、それでどうなった」

結衣「それが……間違ってゆきのんの手を掴んじゃってて……」

八幡「お、おお……」

雪乃「はあ、まさか満員電車の中であんな晒し者にさせられるなんてね……
   四方八方から突き刺さるあの視線……地獄のようだったわ。
   次の駅では駅員さんが待ち構えてたし……誤解を解くのにどれだけ時間かかったか」

結衣「た、大変だったな……」

 

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:52:04.07 ID:/+UxE03t0

ゆきのん何やってんだw

 

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 22:56:21.18 id:kUPjvLV50

雪乃「今回のことでひとつ分かったことがあるわ」

八幡「由比ヶ浜が想像以上のアホの子だったってことか」

雪乃「それもあるけれど。
   由比ヶ浜さんはもう余計なことは一切してはいけない、ということよ」

結衣「あうう」

雪乃「いいかしら、由比ヶ浜さん。今度痴漢にあっても、もう何も行動を起こさないで。
   ただただじぃぃーっと痴漢に耐えていればいいの。間違っても大声を上げたり、
   他の人に助けを求めたりしないで。今朝みたいなことはもう二度と繰り返さないために」

結衣「わ、わかったよ……本当にごめんねゆきのん。でも絶対痴漢捕まえてね」

雪乃「ええ、もちろんよ。由比ヶ浜さんをこれ以上痴漢の好きなようにはさせないわ」

結衣「ありがとうゆきのん……今朝あんな目に合わせたのにまだ私のために」

雪乃「もういいのよ、過ぎたことは。由比ヶ浜さんが笑顔で登校できるようになるなら……
   私はこの身が裂かれても、由比ヶ浜さんを痴漢という名の地獄から救い出してみせるわ」

結衣「ゆきの――――――ん!!!」ブワアアアア


翌日

雪乃「…………」サワサワ

結衣「ひっ、痴漢……!?」

 

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:05:12.26 id:kUPjvLV50

部室

八幡「よう、どうだった痴漢退治の首尾は」

結衣「今日もダメだったよ、ヒッキー」

雪乃「相手はかなりの手練と見て間違いないわね。
   満員電車であんなに上手に気配を隠して痴漢をおこなうんだもの」

八幡「気配って……由比ヶ浜のケツ触ってる腕を掴んだら一発だろ」

雪乃「ヒキガヤくん、言葉に気をつけなさい。本当にデリカシーがないのね」

結衣「ヒッキーサイテー」

雪乃「痴漢されている由比ヶ浜さんの気持ちを考えたことがあるのかしら?
   逃げだすことも出来ない状況で、女性が抵抗できないことに付け込んで……
   被害者はされるがままで犯人も特定できないからただ泣き寝入りするしかない……
   女性をただの玩具としてしか見ていない、残酷で、陰湿な、絶対に許されない犯罪行為よ」

八幡「はあ」

雪乃「大丈夫よ由比ヶ浜さん。明日は、明日はきっと」

結衣「ゆきのん……」

八幡「明日明日って、何日繰り返してるんだよ。もうお前、監視役外れたほうがいいんじゃね」

雪乃「何を言っているの。私の代わりが務まる人なんていないでしょう」

 

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:13:33.15 id:kUPjvLV50

八幡「あー、由比ヶ浜さえ良ければ俺が行ってやってもいいが」

結衣「え、いいの……?」

雪乃「やめなさい由比ヶ浜さん。こいつが来ても痴漢が2人に増えるだけだわ」

結衣「うーん、でも……こういう時はやっぱり男の人がいてくれたほうが心強いかもだし……」

雪乃「なっ……」

八幡「試しに交代してみるだけだよ。雪ノ下が見つけられないもんを俺が見つけられるとも思えないが」

雪乃「あなたの腐った眼なら同じく腐った人間を探すのに効果的に機能しそうではあるけれど」

結衣「ゆきのんごめんね、明日はヒッキーに付き合ってもらってみる」

雪乃「別に気にすることないわ。痴漢を捕まえられない私にも責任はあるのだから。
   でもこの男が頼りないと感じたらすぐ私と交代してくれていいのよ」

結衣「うん、分かってる。じゃあ明日よろしくね、ヒッキー」

八幡「おう」

 

翌日

雪乃「…………」サワサワ

彩加「ひっ、痴漢……!?」

 

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:20:12.73 id:kUPjvLV50

部室

雪乃「由比ヶ浜さん、今日は痴漢に遭わなかったそうね」

結衣「うん、やっぱ男の人が付いててくれたおかげかな?」

雪乃「ヒキガヤくんが付いてるだけで痴漢を防げるなら安いものだけれど」

結衣「できれば毎日いっしょに登校して……へへへ」

雪乃「残念だけれどそれは無理そうよ、由比ヶ浜さん」

結衣「へ?」


八幡「戸塚ぁぁっ、誰だ、誰に痴漢された! 言え! 言えええっ!」

彩加「は、犯人の顔なんか見られなかったよ、怖くて動けなかったし……」

八幡「くそっ、由比ヶ浜はどうでもいいが戸塚に手を出すとは……ゆるざん!!」

結衣「今なんか聞き捨てならない言葉が聞こえたんですけども」

八幡「しかしまさか戸塚が痴漢されるとは! 犯人のやつよく分かってるじゃねえか!
   俺だって戸塚と一緒に電車にのるときは痴漢したい欲求を抑えるので精一杯だからな」

雪乃「ヒキガヤくんが戸塚くんを痴漢したのではないの」

結衣「それはないよ今朝は電車でずっと一緒だったし」

 

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:26:54.59 id:kUPjvLV50

彩加「僕、電車にのるのが怖くなりそうだよ……また痴漢されそうで……」

八幡「大丈夫だ、戸塚。俺がお前を守ってやる。一生」

彩加「は、はちまん……」

八幡「明日からお前が電車に乗る時、つきっきりで警護してやる。
   もうお前を誰にも触らせたりはしない」

彩加「ありがとう、はちまん……僕嬉しいっ」

八幡「というわけで由比ヶ浜、もうお前とは一緒に登校できない。
   また雪ノ下と組んでくれ」

結衣「おっおう」

雪乃「すべて計画通りね」

結衣「え、なにか言った?」

雪乃「なんでもないわ。それより明日こそ痴漢を捕まえましょう」

 


翌日

彩加「…………」サワサワ

八幡「ひっ、痴漢……!?」

 

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:28:00.59 id:MpzDfahq0

と思ったらお前かよ

 

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:34:55.93 id:kUPjvLV50

部室

雪乃「また今日も痴漢を捕まえることが出来なかったわ……」

結衣「うう……」

雪乃「ごめんなさい、由比ヶ浜さん……私が無能なばかりに」

結衣「いいよ、ゆきのんが謝ることない。悪いのは痴漢なんだから」

雪乃「その痴漢を捕まえられない私が悪いのよ……って、こんなこと言っても平行線ね」

結衣「ところで、ヒッキーはどうしたの?」

雪乃「え? ああ……」

八幡「…………」ポケー

雪乃「どうかしたのかしらね、バカ面でポケーッとして」

ガラッ
彩加「はっちまーん☆」

八幡「ひゃ、ひゃいぃ↑」

彩加「いっしょにかーえろ?」

八幡「ひゃい、よ、よろこんでえ」

結衣「ホントにどうしちゃったのヒッキー!?」

 

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:44:15.44 id:kUPjvLV50

雪乃「まあヒキガヤくんは放っておきましょう。なんか触れちゃいけない気がするし」

結衣「そ、そだね……」

雪乃「私たちが話しあうべきは痴漢の問題よ。一体どういう手を打つべきか……」

結衣「……なんか、もう何しても無駄なんじゃないかなって気になってきた」

雪乃「何言ってるのよ、貴方がそんな態度でどうするの。痴漢を捕まえたくないの」

結衣「だって、そうじゃん! 電車にのる時間は毎日バラバラにしたし、車両も毎日変えてる!
   スカートだって膝くらいまで長くしたし、痴漢撃退グッズだって装備したのに……
   でも毎日毎日、狙ってるみたいに痴漢されるんだよ……私、もう……限界だよ……」

雪乃「由比ヶ浜さん、貴方がつらいのは私もよく分かるわ。
   私も一日も早く痴漢を捕まえられるように頑張るから。私を信じて。諦めないで」

結衣「私、もう……耐えられないよっ……嫌だよっ……」

雪乃「由比ヶ浜さん、泣いては駄目。それは痴漢に屈したことを意味するわ。
   抵抗しましょう最後まで。たたかわなければ生き残れないのよ」

 


翌日

雪乃「…………」サワサワ

結衣(また……痴漢か……)

 

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/04(火) 23:52:36.86 id:kUPjvLV50

結衣(今日なんてカツラと眼鏡で別人に変装してきたっていうのに……)

結衣(私は結局この痴漢から逃れられない運命なんだね……)

結衣(ゆきのんにも痴漢を見つけることすら出来ない……)

結衣(どんな抵抗も無駄……何の意味もない……)

結衣(もう諦めるしかないのかな……)

結衣(いや、駄目……こんな痴漢なんかに私の体を穢されたくない)

結衣(私の純潔はヒッキーに捧げるって決めてるんだから。
   ヒッキーのためにも……私は痴漢なんかに負けられない)

結衣(ヒッキー、力を貸して……!)

 ――八幡「痴漢なんて『この人痴漢です!』ってやりゃ一発だろ」 ――

結衣(そうか、これだ……ヒッキーのアドバイス……前は失敗しちゃったけど……
   でも一度失敗したくらいでやめちゃ駄目だ、二度目で成功することだってある!)

結衣(見ててね、ヒッキー! これが私の……女としての生き様だよ!)


結衣「こ、この人っ……痴漢ですーっ!!!」バッ

雪乃「…………」

結衣「あれっ、また!?」

 

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:03:40.82 id:kDYhlrRo0

雪乃「はあ……由比ヶ浜さん、貴方また……」

結衣「あ、あれ? おかしいな、私のおしり触ってる手を掴んだはずなのに」

雪乃「由比ヶ浜さん、いいかげんにしないと本気で怒るわよ。
   二度も私を痴漢扱いして……人をバカにするのもいい加減にしてちょうだい」


結衣(二度も……二度やって、二度とも同じ結果になった。
   前回も今回も、痴漢の手を掴んだはずが実際にはゆきのんの手だった。
   これは偶然? 私が同じ過ちを繰り返してしまっただけと考えればいい?
   いや違う、もう一つ。この2つの偶然を必然へと昇華させるもう1つの事象。
   それは一昨日のこと。ゆきのんではなくヒッキーが私と一緒に登校した日。
   あの日私は痴漢に遭わなかった。それは男性が一緒にいたから痴漢が
   私に手を出すのをためらったのだとばかり思っていた。でもそうじゃなかったら。
   それが私の勘違いだったら。これを別の角度から見ればどうなる?
   もともと痴漢など存在しなかった? そうだ、私が痴漢されていたのはどんな状況?
   いつもゆきのんと一緒に電車に乗っていた。でもゆきのんに痴漢の話を打ち明けて
   ゆきのんと一緒に登校するようになる前から私はずっと痴漢に遭っていた。
   これはつまりどういうことだろう。いや、考えるまでもない、パズルのピースはずべて揃ってる。
   思考を振り出しに戻そう。私は痴漢の手を掴んだはずがゆきのんの手だった。二回も。
   そしてゆきのんと一緒に電車に乗らなかった日、私は痴漢に遭わなかった。
   そうだ、これだけの状況が揃えば分かる。真実への道標は常に私とともにあった。
   ゆきのんに痴漢の話をする前から痴漢に遭っていたことも以上の符号により
   ひとつの仮説が組み立てられるしそれを否定する材料がないからおそらくは正解。
   そうして導き出される結論はただひとつ)

結衣「ゆきのんが痴漢」

雪乃「よく分かったわね。完敗よ」

 

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:07:52.03 id:W6f+IeuE0

潔すぎるwww

 

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:13:49.38 id:kDYhlrRo0

結衣「そんなっ……どうして……どうしてこんなこと……
   私、ゆきのんのこと信じてたのに」

雪乃「ごめんなさい。由比ヶ浜さんってエッチな体してるなって思ってたら
   日に日にそういう欲求が高まっていってどうしようもなかったのよ」

結衣「痴漢なんて卑劣で陰湿で最低の犯罪だとか散々言ってたのは何だったの」

雪乃「由比ヶ浜さんが男性不信に陥ってくれれば私とくっつくと思ったのよ」

結衣「ゆきのんに痴漢の相談する前からずっと痴漢されてたんだけどあれも」

雪乃「もう隠す必要はないわね。もちろん私よ」

結衣「じゃあさいちゃんが痴漢されたのって」

雪乃「だいたい予想は付いているでしょう。私がやったわ」

結衣「やっぱりヒッキーを私から引き離すために?」

雪乃「そこまで考えが回っているとはね。恐れいったわ」

結衣「そっか、信じたくないけど……ゆきのんが痴漢なんだね……」

 

雪乃「ええ、そうよ。私が痴漢。どう、駅員に私を突き出す?」

結衣「……いや、やめとくよ」

雪乃「どうして?」

 

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:22:09.59 id:kDYhlrRo0

結衣「なんでだろう、自分でもよくわからない。
   ゆきのんのやったことは許せないけど……でも、許したいって気持ちもある」

雪乃「そう……あなたは本当に優しい子ね」

結衣「でも、ひとつだけ約束して。もう絶対に、痴漢はしないって。
   痴漢ってゆきのんが言ってたみたいに本当につらいことだからさ」

雪乃「分かったわ、約束する。もう痴漢なんてしない……ごめんなさい、由比ヶ浜さん」

結衣「ううん、分かってくれたならそれでいい。仲直りだよ、ゆきのん」

雪乃「ええ」

三浦「あれー、結衣おなじ電車だったんだー。気づかんかったわー」

結衣「あ、優美子おはー」

三浦「てゆーか雪ノ下さんも一緒じゃん、うわー朝からやな奴に会ったー」

雪乃「…………」ジッ

結衣「ど、どうしたのゆきのん」

雪乃「いや、三浦さんってエッチな体してるなって思って」

結衣「駅員さーん! この人痴漢でーす!!」


       お            わ               り

 

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:22:56.64 ID:0oGinElh0

乙!

 

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:28:23.77 id:m99LP2gN0

 

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/05(水) 00:30:53.30 id:kDYhlrRo0

そのころ八幡と戸塚は

彩加「ふふっ、八幡……もう硬くしちゃってるの?」ツン

八幡「うっ……じ、じらさないでくれよ……」

彩加「八幡は本当に欲しがりさんなんだから……
   ちゃんとおねだりしてくれなきゃあげないよ?」

八幡「と、戸塚……お願いだよ、早く……俺もう……」

彩加「あれ、二人っきりの時はなんて呼ぶ約束だったっけ?」

八幡「さいかちゃん……」

彩加「聞こえないよ、もっと大きな声で言って?」

八幡「お願いでちゅ、さいかちゃん! ぼくのおちんちん、いっぱいいじめてくだちゃいでちゅうぅ」

彩加「えへへ、よく言えたね八幡……それじゃあご褒美だよ」グリッ

八幡「んひょおお!」
ヽ_  ________________________/
   ∨

海老名「っていうの考えたんだけどどう?」

結衣「ヒッキー攻めがいい」

おわり

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